2006年 05月 07日
思い悩んだ黄金週間(ゴールデンウィーク) #69 |
真理・思想は幾千万!
今回のわたくしめのゴールデンウィーク(黄金週間)なんと4連休でありました。
1日は自身のチョンボで「どつぼ」でありましたが、あと3日は前から見たかった映画や読書三昧!
立ち止まっていろんなことを、じんわり考えるひと時となりました。
送還日記 @十三第七芸術劇場
(2003年/韓国/148分/シネカノン、シグロ)
2004年サンダンス映画祭「表現の自由賞」
キム・ドンウォン
いわゆる「北朝鮮」からの間諜=スパイとして30年以上囚われていた人の釈放の様子をたまたま撮影し始めたことから、その後の12年間にわたる長い長い「北から来た人々」の「南の国」での生活で映像は始まる。
TOPシーンからすでに映像に現れる人たちは、老人。。。スパイなんていう言葉とつりあわない。
韓国の監獄の中で自由主義、民主主義に転向せよという、ありとあらゆる拷問に耐えた非転向の人とあまりの苦痛に耐え切れず転向した人。
自由な思想の国へと転向を強いるためのありとあらゆる辱めと苦痛。
なんじゃそりゃ。。。。
40年近くも前の「北の国」からスパイとしてやってきたこの人たちは、自分自身の国の考えが世界を平和にすると信じていた、、、
「南の国」の同胞を「アメリカ」という悪の枢軸から救うと信じて。
彼らのほとんどが、想像を絶する拷問にも転向せず、その結果獄死となった人々、いったい彼らはなぜ、痛みや辱めにも耐え自分の思想を固守したのか、、、
監督は単純明快な分析的な単語で伝える、、という方法をとらず、非転向長期囚人たちの日々の生活の一こま一こまを丁寧に追うことで、「隣人を理解してゆくように」伝える映像でした。
人間ってかくも美しく、、かくも愚かで、、、間違いを繰り返し、、、
たくさんの真実とたくさんの思いとたくさんの嘘とたくさんの誤解。
そしてそんなはかなく美しい人間が、なんと愚かな間違いを「政治」という冠がつくと犯すのか。
とても一言では言い尽くせぬ、人間であることの究極を思い知らされる記録ドキュメンタリーでした。
「ブラザーフット」も「タイフーン」も「シュリ」もやっぱ映画なんや、、てことです。
第七芸術劇場でモーニングのみ~12日まで!!!☆☆☆☆☆見てね。
今回のわたくしめのゴールデンウィーク(黄金週間)なんと4連休でありました。
1日は自身のチョンボで「どつぼ」でありましたが、あと3日は前から見たかった映画や読書三昧!
立ち止まっていろんなことを、じんわり考えるひと時となりました。
送還日記 @十三第七芸術劇場
(2003年/韓国/148分/シネカノン、シグロ)
2004年サンダンス映画祭「表現の自由賞」
キム・ドンウォン
いわゆる「北朝鮮」からの間諜=スパイとして30年以上囚われていた人の釈放の様子をたまたま撮影し始めたことから、その後の12年間にわたる長い長い「北から来た人々」の「南の国」での生活で映像は始まる。
TOPシーンからすでに映像に現れる人たちは、老人。。。スパイなんていう言葉とつりあわない。
韓国の監獄の中で自由主義、民主主義に転向せよという、ありとあらゆる拷問に耐えた非転向の人とあまりの苦痛に耐え切れず転向した人。
自由な思想の国へと転向を強いるためのありとあらゆる辱めと苦痛。
なんじゃそりゃ。。。。
40年近くも前の「北の国」からスパイとしてやってきたこの人たちは、自分自身の国の考えが世界を平和にすると信じていた、、、
「南の国」の同胞を「アメリカ」という悪の枢軸から救うと信じて。
彼らのほとんどが、想像を絶する拷問にも転向せず、その結果獄死となった人々、いったい彼らはなぜ、痛みや辱めにも耐え自分の思想を固守したのか、、、
監督は単純明快な分析的な単語で伝える、、という方法をとらず、非転向長期囚人たちの日々の生活の一こま一こまを丁寧に追うことで、「隣人を理解してゆくように」伝える映像でした。
人間ってかくも美しく、、かくも愚かで、、、間違いを繰り返し、、、
たくさんの真実とたくさんの思いとたくさんの嘘とたくさんの誤解。
そしてそんなはかなく美しい人間が、なんと愚かな間違いを「政治」という冠がつくと犯すのか。
とても一言では言い尽くせぬ、人間であることの究極を思い知らされる記録ドキュメンタリーでした。
「ブラザーフット」も「タイフーン」も「シュリ」もやっぱ映画なんや、、てことです。
第七芸術劇場でモーニングのみ~12日まで!!!☆☆☆☆☆見てね。
by fmyykim
| 2006-05-07 17:44
| 市民メディア